永易久美子の “ 食ぅ想ぅ ”

出張料理、Galleryやイベントへのケータリング、和食から色々な国の料理、Vegan、Vegetarianの方用意のケータリングも行う。家庭料理の発想を大切に、美味しくて楽しくなるような、体にやさしい料理を提案していきます。料理教室主催。

胡麻のお話

 

日本食の中には、胡麻を用いる料理が沢山あります。

日本人にとっては、あたりまえの食材。

常備食材な気がしていましたが、

 

自給率の低さにびっくり。

 

99.9%が輸入。

 

胡麻の産地は、茨城、群馬、静岡、愛知、三重、岡山、鹿児島

などです。0.1%の国内の胡麻生産者さん。この方達のお陰で

日本食が支えられている思うと・・・。

 

これは、私にとって

イタリアが、オリーブを99.9%輸入に頼っている。

フランスが、ブドウを99.9%輸入に頼っている。

タイが、パクチーを99.9%輸入に頼っている。

えーと、しつこいのでこの辺でやめておきますが、

そんな状況と同じように私には感じられます。

 

胡麻の旬は野菜程意識されませんが、

5月〜6月に種まきをし、約100日で収穫されます。

そして旬は、9月10月と秋。

胡麻の一房の中には、約80〜100粒の実がびっしり

きれいに詰まっています。本当にきれいです。

農林水産省

http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/0910/spe2_01.html

 

 

色々な考え方がありますが、良い食べ方としては、

生胡麻を食べる分だけ炒り、すって食べる。

生胡麻よりも炒りごまの方が消化がよく、

そのつど炒った方が酸化が少ない。

すりゴマの方が断然、栄養素の吸収がよいです。

 

少々手間がかかるので、

食卓で食べる前に手ひねりで胡麻をかけるだけでも、

ずいぶん違うと思います。

 

ご飯、お味噌汁、お浸し、蒸し野菜、鍋、納豆、

トースト、お蕎麦・・・

 

食卓の上には、胡麻が必須です。