餅は餅でも 2016
小さい頃から、
母の実家でついたお餅を食べて
育ってきた私は、お嫁に行くまで外で
お雑煮を食べる機会が無かった。
お嫁に行ってからのある日の事。
無性にお餅が食べたくなりスーパーで
買ってつくってみました。
そうしたら何だか…全然別もので。
私が当たり前に食べてきたお餅は、
お米のざらっとした食感が残っていて
噛みしめるとお米の甘みがやさしく漂う、
何だかほっこり愛嬌のあるものでした。
つるつるして絹のようなお餅は、
何だか私には綺麗な味すぎて物足りなく
感じ…
絹と木綿…
その日から、
実家からおくられてくるお餅を食べると
お餅のありがたみを噛み締めるようになりまた。
いつも食べてると分からない事、
食べ物のありがたみを感じなから一年が
はじまるしあわせです。
餅は餅でも
家庭料理の良さを感じながら、
一年過ごしていきたいです。
やまくにさんのいりこ、
椎茸昆布少々の鰹出汁とお野菜