FUCHISO
神宮前の諸国の古い工芸・染織品を扱う大好きなお店FUHISOさん。
渋いものが好きな方は、きっと、さぞかし好きだと思います。
古い器は勿論ですが、私はこちらのお店の染織品が凄く素敵だなといつも思います。
色々な国の商品があるのですが、
点主のかたが丁寧に商品の説明をしてくださり、そのお話を聞かせてもらうのが楽しくてしかたありません。
昨日伺った時には、モロッコの可愛らしい色彩の織物が壁に掛けてあり、一目惚れしてしまいました。
羊の毛で出来ていているのですが、羊の毛は色むらがあるので、染色すると色にも自然とむらができます。それが色の奥行に繋がっていると。
通常より細くよってつくられている糸で、丁寧に細かい模様で織らっています。手がかかっているのでお値段は高価ですが、納得できます。あ〜連れて帰れる日がくるよう頑張ります。
そういう素敵なものをきっかけに、その国に行きたくなったりするので、その国らしさ、文化が感じられるものづくりはやはり大切だな〜と感じるのです。
今回の目的は、会社のお客様用のカップ。
笠間に工房をお持ちの桑原典子さんのカップ。
ろくろで一つ一つつくられているとは思えない、綺麗さと薄さです。何故そんなに同じ形を型ではないのにつくれるかというと。
10年間同じ形をつくり続けていらっしゃるから!だということです。10年間です、凄いです。
外側は、持った時に滑りにくいようザラっとした釉薬を、内側は普段の使いやすさを考えて、つるっとした質感で、しぶが落としやすくしてあります。
心遣いが素敵です。
3色、お客様が自分のカップを間違わないよう違う色合いにしました。
緑茶、お番茶、珈琲、紅茶、
色々活躍してくれそうです。